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- Day2 -
Glen Craig

in Glen Craig
in Glen Craig: 2008/10/12
移動中に町のATMでお金を下ろす。背後に気を配りながらATMから南アの紙幣を取り出した。ドキドキしたが、意外と何事もなく(あっても困るが・・・)出金完了。
実は出発の直前までお金のことは一切考えていなかった。クレジットカードなんてものは世界中で使えると言いながらも、僻地旅行では一切通用しない。もちろんB&Bも食事も全て現金。しかし、さすがに全額現金で持ち歩くというのもおっかない。
何か良い方法はないかと出発前に急遽作ったのが「JTBグローバルキャッシュ」なるものだ。これはわりと便利で、日本で専用口座に入金しておけば海外のほとんどのATMで現地通貨を引き出すことが可能!
レートの事だとか、他にもいろいろな便利な商品が出ているかもしれないが、如何せん急いでおり即日で作れたのはありがたかった。ちなみにこの商品は2010年3月に諸般の事情により終了してしまったようだ。

そうこうしているうちに次の産地である Glen Craig に到着した。校庭の様なさらっとした土に低灌木が茂る。

Cheiridopsis sp.
Cheiridopsis sp.: 2008/10/12
少し開けた場所にはメセンの群生が点在する。場所によっては本当に足の踏み場がない状態。開花期にはさぞかし美しいだろう。

Gasteria bicolor Gasteria bicolor
Gasteria bicolor: 2008/10/12 Gasteria bicolor: 2008/10/12
やはりGasteria bicolor は日陰を求めているが、陽に当たり赤く色づいている。ちなみにこのGasteria bicolor はGrahamstown form と呼ばれているもの。

Haworthia cooperi
Haworthia cooperi: 2008/10/12
そしてお目当ての Haworthia cooperi を発見。
かなり地面にもぐり、さらに枯れた草に覆われている。微妙な表現だが本当にハオルシア自身が意思を持って隠れているかのようだ。

Haworthia cooperi
Haworthia cooperi: 2008/10/12
枯れ草を取り除くと鈍頭の Haworthia cooperi が現れた。かなり土で汚れているが、ほのかに青い色がわかる。水でもかければ本来の美しさが発揮されるだろうか。

Haworthia cooperi Haworthia cooperi
Haworthia cooperi: 2008/10/12 Haworthia cooperi: 2008/10/12
写真左の一部を拡大したのが写真右。よく見ると Haworthia cooperi (枯れ草を除去した状態)が写っているのがわかる。
周辺をかなり注意深く這いまわったが気づくことができなかった。ガイドに「よく見ろ」と指された先にやっと見つけることができた。

ほとんどの産地はGPSで採集者がデータを落としていると思うが、そのデータを他人が持ったとしても探すには多くの時間と労力が必要だとここでも実感・・・。自生地が非常に限定されていることに併せて、個体数が少ないということもある。
ちなみにこの産地では6本の Haworthia cooperi を見つけることができた。こんな理由で日本でほとんど駄物とされている種でも、現地で必死に探してみるとやはり嬉しい!

Euphorbia meloformis
Euphorbia meloformis: 2008/10/12
Euphorbia meloformis がどっしりと鎮座。
林檎キリンなんて言う和名もあるようだが、非常に的を得た名前だと思う。
かなり形の良い個体で、他にも数本見ることができた。

Haemanthus sp. Euphorbia gorgonis
Haemanthus sp.: 2008/10/12 Euphorbia gorgonis: 2008/10/12
Haemanthus がべったりしていた。巨大なオオバコか、記念に踏んでおいた。
Euphorbia gorgonis が赤い花を咲かせていた。花だけが目立ち、パッと見るとアカカタバミの様であった。

in Glen Clraig
in Glen Craig: 2008/10/12
ここでもアリ塚がなんとも言えない景色をつくっていた。

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